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発砲2警察官に無罪判決(6)

 投稿者:解法者  投稿日:2012年 3月20日(火)10時45分59秒
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   この事件については、遺族が奈良県や警察官に1億1700万円の損害賠償を求めて
民事裁判が提起されていたが、平成24年〔2012年〕3月16日〔金〕、大阪高等
裁判所で控訴棄却の判決があった。第1審の奈良地方裁判所では、警察官らの正当防衛
を認める一方で「至近距離から車内に銃弾8発を発砲しており(警察官は)車内の人を
殺害する可能性があることを認識していたというべきだ」と指摘し、警察官の未必の
殺意を認めた。この点について大阪高等裁判所は、発砲は適法と認定し、高さんの死亡
については「故意か過失かを検討するまでもない」と判断した(讀賣新聞 平成24年
〔2012年〕3月17日〔土〕朝刊 東京14版 面)。
 遺族は上告する方針だというが、無駄だろう。
 それと、この判決では<発砲は適法で、それが故意か過失かを検討するまでもない>
というのであるから、被害者の家族は完敗である。したがって、この訴えは<濫訴>
の疑いが強い。被害者の家族は1億1700万円の損害賠償を求めていることから、
相手方の奈良県や当該警察官は弁護士費用など膨大な負担を強いられたことだろう。
逆に被害者の家族にその損害の賠償を求めるべきだ。日本では民事裁判での訴訟費用
の相手方負担を定める規定はないが、こうした濫訴を防止する意味でも立法措置が
必要であろう。
                                〔完〕
 
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