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発砲2警察官に無罪判決(1)

 投稿者:解法者  投稿日:2012年 3月17日(土)10時48分9秒
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   奈良地方裁判所の裁判員裁判で、平成24年〔2012年〕2月28日〔火〕、
かねてから注目すべき判決があった。警察官2名が逃走しようとした車両に発砲し、
助手席にいた中国人を死亡させたもので、殺人と特別公務員暴行陵虐致死の付審判
裁判に問われていたが、警察官2名はいずれも無罪となった。
 事案は、2003年9月10日に奈良県大和郡山市で窃盗容疑の乗用車を発見
したが、車両は現場付近で一般車両や警察車両に衝突を繰り返しながら逃走しよう
としていたため、警察官2名が車両に発砲し、助手席に乗っていた中国人男性を
死に至らしめたというものである。奈良県警は事件の翌年に「正当防衛で、適正な
拳銃使用」と発表したが、遺族の中国人家族はこれに納得せず、この警察官2名を
告訴したが、奈良地方検察庁はこれを不起訴としたため、奈良地方裁判所に付審判
請求をし、同裁判所が付審判開始決定をし、その裁判(殺人と特別公務員暴行陵虐
致死)が行われていたものである(新潟日報 平成24年〔2012年〕2月29日
〔水〕朝刊)。
★ 付審判制度
  公務員に職権乱用の疑いがあるときに検察官の不起訴処分に不服があれば、告訴・告
 発した遺族などは、管轄の裁判所に審判に付すことを請求できる。裁判所が審判に付す
 決定をすると、起訴と同じ効力を持ち、裁判が開始される。検察官役には裁判所が指定
 した弁護士が担う。これまで付審判決定があった事件は21件で、そのうち9件が有罪
 となっている。
 
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